User:HaussmannSaintLazare/マスカレード・ホテル
Author | 東野圭吾 |
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Language | 日本語 |
Genre | ミステリ、推理小説 |
Published | 2011年9月10日 |
Publisher | 集英社 |
Publication place | Japan |
Followed by | マスカレード・イブ |
『マスカレード・ホテル』は東野圭吾の長編ミステリ小説。「マスカレード」シリーズの第1作目。
概要
[edit]2008年12月から2010年9月まで集英社の月刊誌『小説すばる』に掲載されのち、2011年9月10日に集英社より単行本が発刊された。東野の作家生活25周年記念作品第3弾の作品[1]で、タイトルの「マスカレード」が英語で仮面舞踏会を意味することであることから、表紙にはアイマスクが描かれている。2014年7月18日には、集英社文庫版が刊行された。
なお、舞台となった架空のホテルは、巻末に取材協力団体として紹介されている日本橋の「ロイヤルパークホテル」がモデルになったと推察される[1]。
2019年1月18日に映画化され全国公開された[2][3]。
2020年1月に、宝塚歌劇花組によって梅田芸術劇場と日本青年館ホールで舞台化される[4]。
あらすじ
[edit]東京都内で3件の予告殺人事件が起きた。事件現場に残された不可解な暗号から、3つの事件は連続殺人事件として捜査される。警視庁の捜査本部は、数列の暗号が次の犯行現場を予告するものであると解読し、第4の殺人は高級ホテル「ホテル・コルテシア東京」で起こると推測する。
数名の捜査員が、第4の事件を未然に防ぐ為フロントスタッフやベルボーイに扮してホテルに配置され、不慣れなホテルマンとしてのホテル業務に悪戦苦闘しつつ、不審な宿泊客を監視する事を強いられる。捜査一課の刑事・新田浩介は、英語ができる帰国子女であることから、同ホテルのフロントスタッフに扮することになり、新田の補佐・教育係には、優秀なフロントクラークの山岸尚美が任命された。
立場も職業倫理も異なることから、潜入捜査が始まった段階では衝突の多い2人だったが、共にホテルマンとして、時には捜査員としての目線を互いに共有しながら、日常起こるホテル内での悲喜交々の出来事に対峙していくうち、二人の間には信頼と共闘意識が生まれる。そして、捜査本部がこれまでにない厳戒体制を敷いた、ある特別な1日が始まった。
登場人物
[edit]警視庁
[edit]- 新田浩介
- 捜査一課。警部補。
- フロントスタッフとして潜入する。
- 稲垣
- 捜査一課係長。新田の上司。
- 尾崎
- 捜査一課管理官。
- 本宮
- 捜査一課。新田の先輩。
- 客を装ってホテルの監視に当たる。
- 関根
- 捜査一課。巡査。
- ベルボーイとして潜入する。
- 能勢
- 品川警察署の刑事。
- 一見愚鈍だが、バディを組んだ刑事は、皆一目置いている。
ホテル・コルテシア東京のスタッフ
[edit]- 山岸尚美
- フロントクラーク。新田の教育係の担当を任命される。
- 藤木
- 総支配人。尚美の初上京時の副支配人。尚美にホテル就職を決意させた温厚な人物。
- 田倉
- 宿泊部長。尚美の直接の上司。
- 久我
- フロントオフィス・マネージャー。
- 杉下
- ベルキャプテン。
- 仁科理恵
- 宴会部ブライダル課。
ホテル・コルテシア東京の客
[edit]- 片桐瑶子 / 長倉麻貴
- 宿泊客。
- 目の不自由な老婦人を装う。新田はかすかな違和感を覚える。
- 安野絵里子
- 宿泊客。
- とある男性の写真を示し、決して近づかせないでほしいと依頼する。
- 栗原健治
- 宿泊客。
- 新田に不自然なほど絡み、理不尽な要求を繰り返す。
- 実は過去に新田と因縁があった。
- 高山佳子
- ホテル・コルテシア東京で挙式する予定。
- 自宅の郵便物が紛失するなど、ストーカーに狙われている疑いがある。
映画
[edit]MASQUERADE HOTEL | |
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Directed by | 鈴木雅之 |
Written by | 岡田道尚 |
Produced by | 上原寿一 和田倉和利 |
Starring | 木村拓哉 長澤まさみ 小日向文世 梶原善 泉澤祐希 東根作寿英 石川恋 濱田岳 前田敦子 笹野高史 髙嶋政宏 菜々緒 生瀬勝久 宇梶剛士 橋本マナミ 田口浩正 勝地涼 松たか子 鶴見辰吾 篠井英介 石橋凌 渡部篤郎 |
Cinematography | 江原祥二(J.S.C.) |
Edited by | 田口拓也 |
Music by | 佐藤直紀 |
Production company | |
Distributed by | 東宝 |
Release dates | 2019年1月18日 2019年3月21日 |
Running time | 133分 |
Country | Japan |
Language | 日本語 |
Box office | 46.4億円 |
主演は木村拓哉。
キャスト
[edit]- 新田浩介:木村拓哉
- 山岸尚美:長澤まさみ
- 能勢:小日向文世
- 本宮:梶原善
- 関根:泉澤祐希
- 久我:東根作寿英
- 川本:石川恋
- 綾部貴彦:濱田岳
- 高山佳子:前田敦子
- 大野浩一:笹野高史
- 古橋:髙嶋政宏
- 安野絵里子:菜々緒
- 栗原健治:生瀬勝久
- 館林:宇梶剛士
- 森川寛子:橋本マナミ
- 片桐瑶子 / 長倉麻貴:松たか子
- 大竹:明石家さんま(友情出演)
- 田倉:鶴見辰吾
- 尾崎:篠井英介
- 藤木:石橋凌
- 稲垣:渡部篤郎
- 政治評論家:田口浩正
- 女装した男:勝地涼
スタッフ
[edit]- 原作:東野圭吾『マスカレード・ホテル』(集英社文庫刊)
- 監督:鈴木雅之
- 脚本:岡田道尚
- 音楽:佐藤直紀
- 製作:石原隆、木下暢起、藤島ジュリーK.、市川南
- エグゼクティブプロデューサー:臼井裕詞
- プロデューサー:上原寿一、和田倉和利
- アソシエイトプロデューサー:日高峻
- ラインプロデューサー:森賢正
- 撮影:江原祥二(J.S.C.)
- 照明:吉角荘介
- 美術:棈木陽次
- 録音:武進
- 衣装デザイン:黒澤和子
- 美術進行:杉山貴直
- 美術デザイン:小林久之
- 装飾:野本隆行
- 美術プロデュース:三竹寛典
- 編集:田口拓也
- 選曲:藤村義孝
- 音響効果:壁谷貴弘
- スクリプター:山縣有希子
- VFXスーパーバイザー:小坂一順
- カラーグレーダー:齋藤精二
- キャスティング:緒方慶子
- 助監督:吉村達矢
- 製作担当:鍋島章浩
- 配給:東宝
- 制作プロダクション:シネバザール
- 製作:映画「マスカレード・ホテル」製作委員会(フジテレビジョン、集英社、ジェイ・ストーム、東宝)
テレビ放送
[edit]回 | 放送日 | 放送時間 | 放送局 | 放送枠 | 備考 | 出典 |
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1 | 2020年1月3日 | 金曜 21:00 - 23:45 | フジテレビ | (なし) | 新春3夜連続木村拓哉スペシャル | [5] |
脚注
[edit]{{脚注ヘルプ}}
- ^ a b "東野圭吾さんの小説「マスカレード・ホテル」発刊-舞台はロイヤルパークホテル". 日本橋経済新聞. 2011-09-13. Retrieved 2013-04-26.
- ^ "木村拓哉×長澤まさみが初共演! 東野圭吾「マスカレード・ホテル」実写映画化". cinemacafe.net. 2017-10-12. Retrieved 2017-10-12.
- ^ "木村拓哉のホテルマン姿解禁、長澤まさみとの共演作「マスカレード・ホテル」特報". 映画ナタリー. ナターシャ. 2018-08-16. Retrieved 2018-08-17.
- ^ "東野圭吾原作、宝塚花組「マスカレード・ホテル」出演に瀬戸かずや". ステージナタリー. ナターシャ. 2019-07-24. Retrieved 2020-01-03.
- ^ "木村拓哉を3夜連続で堪能、正月に「マスカレード・ホテル」地上波初放送". 映画ナタリー. ナターシャ. 2019-11-29. Retrieved 2020-01-03.
外部リンク
[edit][[Category:Toho films]] [[Category:Films set in Nagoya]] [[Category:Japanese mystery films]] [[Category:Films based on works by Keigo Higashino]] [[Category:2019 films]] [[Category:Novels set in Tokyo]] [[Category:Japanese mystery novels]] [[Category:2011 novels]] [[Category:Novels by Keigo Higashino]]